2019年7月10日水曜日

科学、科学主義、唯物主義、個人主義、および民主主義をキーワードとして日本の戦前・戦中・戦後問題を考えてみる(その4)― 個人主義と個人が持つ多様なアイデンティティ

個人主義って何なのかを改めて考えて見るためにそもそも個人って何なのかを考えて見ると、個人と集団または個人と共同体という対立関係なしに個人を考えられないことがわかり、またそれらを区別するためにアイデンティティという言葉が便利なことに気付きました。さらにこのアイデンティティという言葉で表されているものは血あるいは血という言葉で象徴されているものに極めて近いことにも思い至ります。血の象徴性については本ブログの別シリーズ記事で、並行して書いているのですが、ここで改めて気づきました。




 こうして図にしてみると、当たり前のようでもありますが、多少の参考にはなるように思います。

ひとつ。改めて分かったことは、究極の個人主義というのは決して個人のアイデンティティだけで成立するのではなく、人類としてのアイデンティティなしでは成立しないと思われることです。

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